ホーム » ブログ » キッチン設計 » 後悔しない?知っておきたいキッチンの寸法

後悔しない?知っておきたいキッチンの寸法

公開日:  最終更新日:2023/02/07

 

自由設計などのセミオーダー型の住宅では、キッチンはあらかじめ用意された幾つかの仕様やレイアウトパターンから選択するものが多く、サイズ等もJISなどの規格の範囲に収められているため大きな失敗は少なくてすみます。

一方、フルオーダー型の注文住宅では、間取りや建材、内装、設備など仕様の全てをお施主様の思い通りに自由に決めることができます。「時短家具を導入して家事を楽々こなし」たり、「オープンキッチンで家族とのコミュニケーションを大切に」したり、「友人とのホームパーティーを楽しむ」ことだってできます。

しかし、キッチンの一般的な規格寸法も参考にして、ご自分やご家族構成に合ったサイズや配置を考慮しないと、後で後悔することにもなりますよ。


今回はご参考までにキッチンの寸法のいろいろをご紹介いたします。

体に合ったキッチンが使いやすい!

キッチンの寸法は間口(コンロ+シンク+調理スペース)と奥行き、そして高さで表されます。
使い方や体格に合わせたキッチンづくりを心掛けないと、作業効率が悪くなることはもちろん、毎日の家事の積み重ねで体への負担も大きくなります。

間口と奥行き(例)

キッチンのサイズは、作業スペースを含めて間口が180360cm、奥行き65cmが一般的とされています。使い方にもよりますが、一般的なご家庭では間口255cmがよく使われ、お二人で料理するなら間口270cm以上は欲しいとのご意見もお聞きします。

キッチンスペースを適切に確保できていないと作業効率が悪くなりやすく、また広すぎても家事動線が長くなって作業効率に影響します。

キッチンタイプ別のサイズ例

間口のサイズは、キッチンのタイプによっても異なります。

タイプ
壁付きI
L
オープンキッチン
間口
165360cm
シンク側:180360cm
コンロ側:165180cm
アイランド:195270cm
ペニンシュラ:240300cm
奥行き
6065cm
6065cm
75100cm

高さ(例)

キッチンのワークトップの高さは、JIS規格で80cm85cm90cm95cm4種類と規定されていますが、85cmの高さのキッチンが多く採用されているようです。


キッチンの高さを選ぶ基準は、キッチンを主に使う方の身長です。目安としては[身長(cm)÷25cm]で計算できると言われています。

体に合わせてワークトップの高さを適切に設定することで、家事で腰を痛めることもなく、肩や腕の負担も少ない快適なキッチンを実現することができます。

身  長 ワークトップ高さ
150cm 80 cm
155cm 82.5 cm
160 cm 85 cm
165 cm 87.5 cm
170 cm 90 cm
175 cm 92.5 cm
180 cm 95 cm

作業効率が良くなる正三角形とは?

シンクとコンロ、冷蔵庫のレイアウトは、キッチンの家事効率に大きく影響します。これはキッチンではシンクとコンロ、冷蔵庫の間を行き来する作業が多いためで、この3つを結ぶ三角形は「ワークトライアングル」と呼ばれています。

そして、ワークトライアングルを正三角形に近づける(各辺を均等=最短にする)ようにレイアウトすることで、作業効率が良くなると言われています。

ワークトライアングルを正三角形に近づけるためには、以下を目安としてレイアウトを考えてみてください。

冷蔵庫・シンク間の長さ 120210cm
シンクとコンロ間の長さ 120180cm
コンロと冷蔵庫間の長さ 120270cm


どこかで距離がありすぎるとその動作が全体の作業リズムを狂わせ、また短い場合は収納スペースが少ないことを意味し、どちらも作業効率に影響します。

さらに注意したいのは、冷蔵庫の配置です。冷蔵庫は、コンロとは違って料理する方だけが使うわけではありません。飲み物の出し入れなどご家族みんなが使う機器でもあります。

このため動線が重なりやすく、家事の妨げになったり、小さなお子様が調理中のコンロ前を通るなど危ないことが無いように、冷蔵庫の位置やキッチンの通路の幅を十分に考慮する必要があります。
通路幅の目安(参考)

一人暮らし
70cm以下
家事する人が一人
90cm前後
ファミリー
100120cm
友人とホームパーティ
120cm以上

キッチンづくりは憧れと現実の綱引き!?

収納スペース

キッチンづくりで大切なポイントの1つが収納です。しかし、収納は有ればよい、広ければよいというものではありません。
奥行きがありすぎると棚奥がデッドスペースになりやすく、また位置が高すぎると見えづらく手も届きにくい、どちらも出し入れが面倒です。

収納棚やパントリーの奥行きは、3045cmくらいが使いやすいのではないでしょうか。


ビルトイン食洗機

時短家電として人気が高いのが、フライパンや鍋なども洗える大型のビルトイン食洗機です。まだ育ち盛りのお子様がいらっしゃるご家族であれば食洗機の便利さを長く享受できますが、お子様の独立が近いご家庭の場合、数年で使わなくなることも・・・。「少しなら洗い物は手で洗った方が早いし、収納スペースにすればよかった」という声も聞こえます。


オープンキッチン

以前もご紹介いたしましたが、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどのオープンキッチンは、普通のキッチンよりも広いスペースが必要です。「憧れのオープンキッチンを優先したために、リビングのスペースが想像以上に狭く感じる」とのブログも散見されます。

「注文住宅」だからといってスペースが無限に生み出されたり、自在にレイアウトが組めるわけではありません。キッチンの間取りはLDK全体の空間の中での足し算・引き算です。
憧れと実際のスペースの綱引きに勝ちたいのなら、ぜひメリットキッチンのキッチンデザイナーにご相談ください。

夢のキッチンを一緒に実現するベストパートナーとして、あなたのご要望をお聞きししっかり把握した上で、必ずご要望にあった解決策を提案いたします。


あなたの『輸入キッチンのある住まい』という夢が叶いますように!


メリットキッチンやリノベーションの相談はこちらから

メリットキッチンの資料請求

メリットキッチンが実際に見れるSHOWROOMはこちら

SHOWROOM予約

「輸入照明」「ペデスタルシンク」ページはこちらから↓

Web Catalog

 

関連記事-こちらもどうぞ

  • 記事はありませんでした